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イリジウム・ルテニウムの基礎知識

イリジウム・ルテニウムの基礎知識

太古の地球にもたらされた、
希少な金属資源

今から数十億年前、地球に隕石が衝突したことで
プラチナ、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、オスミウムの
白金族金属=プラチナ・グループ・メタル(PGM)を含む、鉱床が形成されたといわれる。
こうして誕生した希少金属が21世紀の最先端技術を支えている。

デジタル・脱炭素社会に欠かせない「戦略金属」

グリーンエネルギーやスマート社会の実現に向け、イリジウムとルテニウムはその用途を急拡大させています。
世界中でカーボンニュートラルに取り組む中、“材料の選択”が社会を左右する時代が来ています。

イリジウムの活躍分野
ルテニウムの活躍分野

イリジウムとルテニウムの特徴・用途

イリジウムとルテニウムは、年間生産量がそれぞれ約7トン、約20トンと極めて少ない希少金属です。
どちらも白金族元素に属し、高い耐熱性・耐食性・電気特性を備えています。半導体や医療、宇宙開発など、最先端技術を支える重要素材として注目されています。

イリジウム

  • 耐熱性 融点2446℃
    と極めて高い
  • 耐食性 一般的な酸やアルカリに
    ほとんど反応しない
  • 硬度・密度 硬度モース硬度6.5
    (10が最も硬いダイヤモンド) 密度オスミウムに次いで金属の中で2番目に高い
    (22.562g/cm3)
  • 電気特性 電導特性
  • 触媒活性 中程度
  • 用途の幅広さ エネルギー分野や環境分野で応用が期待されている

ルテニウム

  • 耐熱性 融点2334℃と
    高い
  • 耐食性 耐食性はあるが
    イリジウムほどではない
  • 硬度・密度 硬度モース硬度6.5
    (10が最も硬いダイヤモンド) 密度重い(12.45g/cm3)
  • 電気特性 電導特性
  • 触媒活性 非常に高く燃料電池や
    化学合成に活躍
  • 用途の幅広さ エレクトロニクス・触媒・次世代半導体などに期待されている

イリジウムとは過酷な環境を制す、究極の耐久金属

  • 燐光材
    製造装置の部材
    • 有機EL
    • デジタルサイネージ
  • 水素
    • 水素ステーション
    • 燃料電池自動車
  • 医療機器
    • 医療機器製造用の特殊工具

ルテニウムとはナノ領域で輝く産業を支える基礎材料

  • ハードディスク
    の記憶層
    • データセンター
  • 触媒用途
    • 苛性ソーダ製造
    • 肥料製造
  • 半導体
    • 次世代半導体
    • 生成AI

なぜ今、
イリジウム・ルテニウムが
注目されているのか?

唯一無二の特性が、
次世代技術を支えている
イリジウムとルテニウムは、白金族元素の中でも極めて希少かつ代替困難な金属です。その「硬い」「高温に強い」「腐食しない」といった特性は、次世代のテクノロジーを支える重要な役割を果たしています。​
イリジウム・ルテニウムの
価格推移
産出量と
リサイクルキャパシティ
世界で限られた
企業しか扱えない技術領域
希少なだけでなく、取り扱いの難しさもこの2元素の特徴。イリジウム・ルテニウムの高融点や加工難易度から、扱える企業は世界でもわずか。素材の特性を活かし切る「精密加工技術」こそが価値の源泉です。