社長メッセージ

「科学技術の発展と社会の繁栄」に貢献して参ります。

代表取締役社長 古屋 堯民

今、社会ではAIの出現により世界中のあらゆるデジタルデータが連携し、データ通信は大量のデータが高速で行き交うことでボーダーレス化が進み、私たちの暮らしや産業、さらには社会の在り様が、大きく変革してきています。一方で環境対策や省エネに関する課題にも早急に対処していくことが求められ、このような多様な課題を解決するため、当社が創業以来、研究開発及び用途開発を進めているプラチナグループメタル(PGM)の果たす役割が益々重要になってきています。

私どもは「科学技術の発展に寄与し社会の繁栄に貢献する。」を企業理念にかかげ、当社の技術力で貴金属の可能性にチャレンジし続けており、特にPGMのなかでイリジウム・ルテニウムの持つ高い機能性に着目し、その用途拡大に努めています。環境対策や省エネにも優れた特性をもつPGMですが、その産出は南アフリカに偏在しているため、広く産業界で使われるためにはPGMの安定調達体制の確保が不可欠です。当社は、南アフリカの主要鉱山からの安定調達ルートを構築するとともに、高純度精製・製品加工・回収精製を一貫して対応できる体制を整えております。PGMの安定調達ルートの構築や製品加工に伴う一貫体制を整えることは、当社製品の安定供給のみならず、高度情報化社会の多様な課題を解決していくための大きな貢献を果たせるものと考えております。

当社製品はハードディスクドライブ、半導体、スマートフォン、有機EL、タッチパネルなどの電子デバイス向けから、癌の診断装置といった医療機器や化学触媒など多種多様な分野でご使用いただいております。また当社では貴重な金属をリサイクルして効率的に利用しPGMの性能を最大限に引き出しています。今後は次世代通信、自動運転、電気自動車、水素製造などの場面においても当社の技術や製品に対する需要は益々高まることが予想され、その需要と期待にお応えし希少金属を有効に使用する社会基盤を確立することが当社の使命であると考えております。

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