化学物質管理・汚染防止
化学物質の管理と汚染防止の取り組み
有資格者による毎月の法規制順守状況確認
各工場において、設備、工程、関連資材および全ての業務活動に関連する法規則の情報を入手し、適用される法的事項等を特定した上で、各有資格者が特定した法的事項等の順守状況の確認を毎月実施しています。有資格者による確認後は、その結果を管理者が確認・承認する仕組みを設け、法規則の順守を遵守しています。
化学物質の漏出防止、災害発生時を想定した管理徹底
当社では、事業活動で使用する化学物質について、定期的に漏洩などの緊急事態を想定した漏洩対応訓練を実施しています。訓練は定められた手順書によって実施し、実践的な訓練によって、手順書の有効性を評価し、改善を行っています。実際の緊急時に正しく対応ができるよう努めています。
化学物質の代替化
人体や環境に影響のある化学物質の代替品導入や設備機器の更新による使用廃止に取り組んでいます。
以下の物質は廃止済みです。
- 特定化学物質 リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)
無臭の繊維状の固体でシリカとアルミナを主成分とした非晶質の人造鉱物繊維。炉のライニング材などに使用され発がん性や呼吸器毒性が指摘されています。 - 揮発性有機化合物(VOC):トルエン
トルエンは、引火性や毒性があり、中枢神経系や腎臓、肝臓などに障害を与えるおそれのある有機溶剤で塗料やインキ、接着剤などに使用されています。 - 特定フロン:R22
R22はHCFC(ハイドロ クロロ フルオロ カーボン)と呼ばれオゾン層破壊係数が存在する化合物です。政府間国際協定(モントリオール議定書:1987年)及びオゾン層保護法(1988年制定)に基づき2020年に全廃されました。