熱電対関連製品 Ir-Rh熱電対
フルヤ金属は、希少金属であるイリジウム(Ir)の高度な材料技術と豊富な実績を強みとし、そのポテンシャルを最大限に引き出したイリジウム(Ir)-ロジウム(Rh)熱電対を提供しています。2000℃を超える超高温域での直接測温を実現し、ほかでは対応が難しい極限環境下においても高い信頼性を発揮します。さらに、ご使用環境に応じた最適設計により、酸化雰囲気や腐食性雰囲気といった過酷条件下でも、安定かつ高精度な温度計測を可能にします。
特性
Ir-Rh(イリジウムーロジウム)熱電対は、プラス線がIr-40%Rh、マイナス線がイリジウムで構成された熱電対です。貴金属の特性を活かし、2000℃超での直接測温が可能です。これまで、超高温領域の温度計測には放射温度計といった非接触型方式が主に利用されてきましたが、被測温物までの距離やその間の遮蔽物などによって精度に欠けるという問題がありました。また、熱電対の一種であるC熱電対(WRe熱電対)は、酸化雰囲気では使用ができない問題がありました。こうした問題を解決するため、当社は長年培ってきたイリジウムを始めとする貴金属の加工技術を活かし、高い耐久性と高精度を兼ね備えたIr-Rh熱電対の開発に成功しました。また、熱電対素線の製造だけでなく、イリジウム保護管型といった使用環境に応じた最適な仕様設計のノウハウも保有しています。
①熱起電力特性
非常に直線性のある熱起電力特性を持っています。
②温度測定誤差
温WRe熱電対のASTM E988-96(2002)規格に準拠しています。
関連部材
専用の保護管、補償導線、データロガーを開発し、最適な温度計測を可能にしています。
用例
以下のような2000℃前後の酸化雰囲気環境でも使用実績があります。
- パワー半導体として用いられるSiC単結晶の製造プロセスや、基板の熱処理プロセス
- ロケットエンジンなどの燃焼実験
- LED素子の基板材料として使われるサファイア結晶の育成プロセス
- 圧電デバイスや医療機器用の酸化物単結晶の育成プロセス
- 自動車排ガス浄化用セラミックスの焼成プロセス
- ガラスや鉄鋼などを溶解する際の高温耐熱部材として使用されるセラミックスの焼成プロセス
